にっぽんあちこち

見たことのない景色を求め徘徊します。

備忘録 ー宇賀ダム 奥の林道ー

久しぶりにゴリラに乗りました。

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週末に、下界へ降りたら暖かい〜。

旦那サン宅から二時間ほど走って来ましたが、ゴリラの感覚を忘れてるわ、寒いわで、ガクガクです。もうね、車に慣れすぎちゃってバイク怖ぇー。

太田川沿いに走り、広島市安佐北区の宇賀ダムへ。

風の無い水面が綺麗。

 

しばらく奥へ走らせますと、懐かしい景色の分岐点へ。

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ここへ来るのは8年ぶりです。

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左の道は丹原地区で(8年前に探索)、しばらく進むと 徒歩でないと進めない様な急勾配があり、その先に廃村があります。

9年前に、ここで たまたま出会った方から お話を聞いた所、900年ほど前に武家の一族が、何処かから逃げ隠れて住んでいた村だったそうで、最後の方が村を出られたのは50〜60年ほど前だったそう。

ごんげん滝という小さな滝があったり、石垣や朽ちた家屋が残っていて、村の中央と思われる場所に「丹原の跡」と書かれた大きな石碑が置いてありました。石碑の裏には、住人の名前が記されていました。小さな廃村に、深い歴史ありです。

 

右へ進むと高山地区になっているのですが、8年前に来た時よりも残念な事に寂しくなっていました。

こちらには数軒しかありませんが、それでも8年前にはまだ住人の方がちらほら見られ、山奥といえど安心して通れる場所でした。が、今回訪れてみた所、1〜2軒しか人の気配を感じられる家は ありませんでした。

丹原地区と同様に 冬の厳しさと不便さを理由に、次々と山を降りられたのでしょう。

 

私が気になっていた 高山地区の奥にある分岐を右に進んだ道、8年前には建設途中だった林道ですが、私の勝手な想像で、どこか他の町に抜ける道なのかと期待していましたが、どうやら林業関係の行き止まりの道だった様です。(Googleマップで確認)

この道の入り口まで行ったのですが、道の状態が酷かった為、諦めました。

分岐を左へ進む道は、前回も行ってなかったので進んでみた所、さらに寂しい場所でした。

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一番奥の行き止まりの家の前には、獣の足跡だけがありました。

そんな場所に限ってエンストしたりなんかして…。汗

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行き止まりの手前に神社があり、荒れ放題なんですが、よく見たら細い石段がずーっと上まで続いていて、上に神社があるんだろうな〜どんな場所なのかな〜っと気になりましたが、8年前に「ツキノワグマに注意!」の張り紙が この近くにあったのを思い出し、怖くなったので やめました。汗

呆れた事に、この場所でエンストしてはエンジンかけての繰り返しを3回もし、「クワバラクワバラ」と震えながら帰ったのでありました。

 

おしまい。