予定通り夕方に辿り着いた千畳敷は、観光客がちょうど引けてきた頃でした。
キャンプ場の事を長門市の観光振興課に電話で問い合わせたところ、詳しい事はわからないので千畳敷にあるカフェ「カントリーキッチン」(tel.0837-37-3824)に問い合わせて下さいと言われました。
カフェが事実上 管理されてるようです。
千畳敷にあるのは野営場なので、予約は要らないとの事です。
料金は1〜5名まで500円。支払いは、お店が開店している時間帯に払いに来れたら払いに来て下さい、と。そんなニュアンスに聞こえました。
(逆に言えば、お店が閉店している時間に野営場を利用すれば、無料という事になるかも。)
(お店の開店時間は、時期によって違うかもしれません。)
車の乗り入れは禁止だそうですが、バイクは夕方に人が少なくなった頃からなら乗り入れても良いとの事です。
千畳敷は広い。そして風が強い。
設営場所を考えながら、しばし周囲を眺めていました。
先端の一番眺めが良い場所は、一番風が強そうでした。が、テントはいくつかありました。
私は無難に一番人気のない駐車場入り口付近の林の近くに決めました。
久しぶりにコケました。
芝生への入口に手で持ち運べる車両通行止めの柵があるのですが、その柵と柵の間を通ろうとして、左にマットを縛り付けていたサイドキャリアが引っかかり、バランスを崩して倒れました。
完全にサイドキャリアの存在を忘れていました…。
右に倒したので起こしにくい…恥ずかし〜(>_<)
軽いカブで良かったょ〜
ボックスにちょっと傷が付いたくらいで、キャリアは無傷でした!
良かったわぁ〜、おねーにボコられるとこだったわ。汗
設営した場所はトイレも近かったし、風当たりも小さくて、人も少なくて静かな良い場所でした。
ただ、風力発電の音はずっとゴウゴウ言ってましたが、私はそれほど気になりませんでした。
バイクの横にテントを立てペグでしっかりと固定して、テント内に籠りました。
↓右から風が吹き付けていたのですょ。
テントを燃やさない様にセッティング。w
換気出来るように少しテントの入り口を開け、テント内でお湯を沸かし夕飯にしました。
今回はあちこち寄って疲れたので すぐにでも横になりたいほどでしたが、夕飯くらいちゃんと食べないとね。朝も、左手にソイジョイ持って走ってましたから。(新しいカブの乗り方発見。)
私の悪い所は、ドライブやツーリングをし始めると、そっちが楽しくて食事がどうでも良くなるんです。車だと、パンやジュースを片手に運転し続けたりが常です。
一人だと特に、ご当地の美味しいものを食べたりしても共感する相手がいないので省いてしまうのです。
今回は惣菜を並べてインスタントのスープやコーヒーだけ作りました。
当たり前ですが いつも家でご飯を作っている主婦なので、たまにこうして一人で好きな惣菜を並べて調理せずに楽に夕飯が済ませられる事がとっても幸せな事だったりします。(キャンパーとしては失格だな。)
お腹もいっぱいになったので、日が暮れてから少し探索しました。
カフェの上が展望台になっています。
私のテントは風車の下辺り。↓
全体の真ん中。
先端。
夕方の色のグラデーションが綺麗~。
ここの望遠鏡は、わりとよく見えたよ。
月面のクレーターもよく見えました。画像が悪いけど…。
日没時刻前後は、デイキャンプから帰る人と、これから泊まりのキャンプをする人が出たり入ったりしていました。
風があるものの、長袖シャツにパーカー1枚でも大丈夫な気温。
やっぱり山口県は暖かいなぁ。
駐車場入口のトイレは、なぜか男子トイレには電気がつくのに、女子トイレには電気がつかなかったです。トイレットペーパーも切れてて、ゴミも散乱していたので、あまり綺麗とは言えないトイレでした。
先端の方のサイトに、もしかしたら もう一つトイレがあったかもしれません。
駐車場では、車中泊の車も何台かおられました。
ぼんやりと時間を過ごし、眠くなったら寝ました。
好きな時間に食べて 好きな時間に寝られるなんて、家では考えられません。
ソロキャンプは、この自由さが良いんだよね。
千畳敷は居心地が良いから暫くここで暮らして…なんつって。
夜中は、羽毛のシュラフが少し暑く感じるくらい暖かでした。
朝まで風は吹いていましたが、周りのキャンパーとの距離が遠かったので、とてもリラックスしてよく眠れました。
4/30
朝は曇っていましたが、空気も良くて清々しかったです。
ゆっくり朝食を済ませ、丁寧にテントを畳んで、のんびりバイクに荷物を積んで撤収。
8時に出発しました。(おぉぉっ、進歩したかも!)
この日は、もう一つ気になってたキャンプ場へ下見に。
長門市の田舎道も気持ちが良いですね〜。
新緑の季節でもあるし、どこ走っても景色が良い。
40分ほど走り、本州最西北端「川尻岬」に到着。
小さな岬で、駐車場は有料の様です。
沖田食堂のオバチャン達の目視チェックがありましたが、私はバイクだからか免除された様です。少し空いたスペースに停めさせてもらいました。
ここのキャンプ場も気になってたんですよね、千畳敷と どっちが良いかな〜って。
でも小さいキャンプ場だから、人が多いとアウトだなぁと思ってやめたんです。
確かに小さなキャンプ場ですが、炊事場もトイレもあって無料だから魅力的ですよね。
ただ、傾斜がちょっと難かも。やっぱりテントの数は限られそうですね…。
風は、こんな断崖絶壁なのに、それほどでもないのが不思議でした。(この時だけだったのかなぁ?)
釣り客も多いようですね。
下の方で何人か釣りをされていました。
何の花でしょうか?とっても良い香りがしました。
帰り道。何もないのが美しい。
30分ほど走って「妙見山展望公園」に到着。
2箇所にこの看板が。以前、いたのでしょうねぇ。まぁ、わからんでもないが。
あら、良い感じのキャンプ場じゃないですか。
広いし、
トイレも水場もあるのに、
誰もいない。
なぜ?
不思議だわ。
で、展望を見に行ったのに その写真はない。
なぜなら、一番奥に展望台へ行くっぽい階段があったけど、先に行ったカップルが すぐに帰ってきたので、大したことなかったのだなーと思って省きました。
帰りの下り坂で、行きの時にもいた野良犬がまだウロウロしてたので、余ってたベビースターラーメンとビスコを全部あげて帰りました。
荷物が軽くなったよ、ありがとう〜。
そのちょっと下で、眺めの良い場所が。
萩市の通っちゃいけない191号線を避けて、もう一つの通って良い191号線を通りましたよ。ドキドキ。
2時間弱走って、トイレ休憩に「道の駅 うり坊の郷」に寄りました。
道の駅の入り口にパトカーが張っててギョッとしました。汗
津和野〜。
津和野の道の駅でお土産を買い、お食事処「みのや」へ。
これが食べたかったんよね〜。
満席だったらやめとこうと思ってたんですが、ちょうど空いていたので休憩させてもらいました。
津和野は何度か訪れているので、観光名所には寄りませんでした。人が多かったです。
カブにもガソリンを入れ、SLの汽笛を聞きながら出発〜。
吉賀町を経由して、深谷大橋を通り、冠高原を越え、羅漢峡を通り、広島市内へ帰りました。
二日間よく走って疲れましたが、すごく楽しかったです。
キャンプ用キャリアとボックスも問題なく(コケましたが…)活躍してくれてますので安心です。
リフレッシュ完了ー。
でもまたGW後半でストレス溜まるんだけどね。