にっぽんあちこち

見たことのない景色を求め徘徊します。

(5日目) カブひとり旅 ー初めての東北ー

7/26(木)

 

朝5時前に起床。

 

よく眠れました。

外を見てみると…あれあれ?昨日と全く同じ景色だぞ?!

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もしかして、時間が止まってるのかな? (´⊙ω⊙`)

結局一晩中しとしと降り続け、朝も小雨が降ったりやんだり。

しばらくして朝日が昇ると少し晴れ間も見えたが、またすぐに曇って霧が立ち込める。…おいおい。

 

長袖シャツを着て、寝袋にすっぽり入って寝たが、ちょうど良かった。

たぶん20度くらいだったのではないかと。

 

霧が晴れそうもないので、諦めて濡れたままのテントやタープを包んで撤収。

7:00に出発。

 

山を降りると、予想通りに全く雨の気配なし!濡れてもいない。汗

 

8:00 陸前高田市に到着する。

まず最初に、陸前高田市立気仙中学校の跡地に目が行く。胸が痛くなる光景だ。

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テレビで見るのと、実際に目で見るのとでは、やっぱり違う。

 

もう1つ、「奇跡の一本松」を近くで見ようと思ったのだが…辿り着けず…汗

周辺一帯が工事中な為、ナビの道も間違っているし、地図も違うし、新しく立ててある標識さえ違うし、もうカオス地帯。

たぶん、工事の都合で常に道が変わってるんだと思う。

工事関係者の人から「向こうに駐車場があるから」と教えてもらったが、全くわからず…。

どうにもならないから、少し高い所へ行って、遠~くに見える一本松を記念撮影。f:id:japandrive:20180804152238j:image

道路は工事車両ばかりが行き交っていて行き場もないし、なんだか邪魔しちゃ悪い気がしたので、とっとと次の目的地へ出発!汗

 

しかし、またここで自動車道~涙

しかも新しい自動車道~涙

ナビも地図も当てにならないので、勘で行く!

周囲の車の流れを見て、海の位置を常に確認しながら進む。

合ってた~良かった~無事脱出~。

 

ここからは、ひたすら下道の方の45号線なので、ナビ無しで。

 

ここからずっと海沿いに北上して行くのですが、次の港町、その次の港町、どこも津波の痕跡が。

それがずーっとずーっとずーっと続いてるんです。

道中、いろいろ考えさせられました。一言二言では言い表せない気持ちです。

ここへ訪れて実際に自分の目で見たことは、本当に貴重な経験になりました。

 

その途中で寄った道の駅さんりく三陸パーク」

ここは水槽があって、新鮮な海鮮類が手に入る道の駅です。もちろん、他のお菓子などのお土産も充実していますよ。

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キャンプ場に行く前だったらホタテを買いたかったんだけどなぁ~。

 

日持ちするお土産を買い込んで外に出ると、駐車場に入ってくるカブ二台が!f:id:japandrive:20180804155224j:image

神奈川県から来られたカブ乗りさん二人に会いました。

なんでも近くでバイクミーティングがあるそうで。

なかなか人に写真を撮ってもらう機会がないので、せっかくだから撮ってもらいました。ありがとうございます。
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 広島のご当地ナンバープレートを撮られてる神奈川カブ主さん。↑ w

 

 

12時前、この旅で私が一番楽しみにしてた浄土ヶ浜に、いよいよ到着〜!!

 

駐車場から浜までは少し離れていて、遊歩道を歩いて行く道もあるのですが、「無料シャトルバスがあるょ」とバスのガイドさんが教えて下さったので、そちらに甘える事に。だって、ここも暑いんですもん~。

クーラーの効いたバスに乗ると、先程の「標準語を話せません」と書かれたバッヂを付けたボランティアガイドさんが。w

浄土ヶ浜の名前の由来や、津波があった時のことなど、ちょっと岩手弁が聞き取りにくいところもありましたがw、面白い方でした。

津波の話の中では、「ここは、山から津波が来たんです。」という言葉がとても印象に残りました。

つまり、目の前に重茂半島がある地形の関係で、最初に来た波の直撃を浄土ヶ浜は受けなくとも、周囲で直撃を受けた場所から陸へ上がった海水がぐるりと回って浄土ヶ浜に下りて来た、という事なのだそうです。リアルな話にゾッとしました。それを体験した方は、もっと恐ろしかっただろう。

 

途中、絶景ポイントで一旦バスを止めて下さいました。

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名前の由来の通り、本当に浄土の様な美しい所でした。

海水浴してる人達もいて、気持ち良さそうでした。

(シャワーも完備。)

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ここの石は白くて、カラカラと軽い綺麗な音がして変わってるなぁと思いました。f:id:japandrive:20180804153200j:image

ここでの観光はゆっくりしようと決めていたので、お土産もゆっくり見て、レストランで冷麺食べて、浜をぶらぶらと歩いて写真撮って。

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ここもまた、水の透明度が素晴らしい~。
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で、またシャトルバスに乗って駐車場に戻ってバイクに荷物を積んでたら、ガイドさんがお話ししに来てくれて、そしたらガイドさんの知り合いの写真家さんもたまたまいらっしゃって、この二人の絡みが面白いの。

ガイドさんの愛車ジャイロを見せてもらったり、三輪なのに二回コケた話とかww(そのうち一回は、火葬場で…www)写真家さんが撮った浄土ヶ浜の綺麗な写真を見せてもらったり、オススメのスポットを教えてもらったり。

終いには写真家さんが「僕もこの人(ガイドさん)も一人もんだから、どっちかに泊まってけば良い」とか言い出してw、ガイドさんが「いやだから、八戸に宿を取ってるから行かなきゃいけないんだってば」とか言ってくれたり、お二人の漫才がいつまでも終わりそうになくて…www。

少しの時間でしたが、とても楽しい時間をありがとうございました。これで、私の中の岩手県民は「優しくて面白い人♪」という印象が植え付けられましたょ。w

きっと また来たいな、って思いました。

14:00出発。

 

余談ですが、

移動しながら、さっきのお二人の話を思い返していて気づいたのですが、「どっちも一人もんだから」と仰ってたのは もしかして津波でご家族を亡くされたのでは?と勝手に想像してしまい胸が痛くなりました。

全然関係なかったらごめんなさい。妄想癖の酷い女の独り言です。

 

 

15:30 道の駅のだ。

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のだ塩ソフト。あまりしょっぱくなくて、普通に美味しかったょ。

16:00出発。

 

たぶん九戸街道(395号線)~八戸街道(11号線)だったと思う。広域農道の様な道で、 北海道の美瑛の様な景色があって素敵でした。
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ついに青森県入り〜!

 

18時前に、八戸のホテル近くのスーパーに到着。

またまたご当地食材を探し、広島で仕事帰りのおねーとメール。

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「生するめいかが安い」だとか「青森県はニンニクの産地だから安いんじゃない?」だとか、主婦トークしながら物色。

 

18:40 スーパーホテル八戸天然温泉」到着。

天然温泉・無料朝食付きで4,200円。

ビジネスマンの利用客が多いホテルでした。

 洗濯機があったので、洗濯しました。(有料)

 

 

この日も良いお天気で日差しがきつかったですが、電光掲示板で見た最高気温は28度で、30度を越すことはありませんでした。(たぶん)

ので、これまでの様に、飲み物をガブ飲みしたり、ボーッとし始めたら塩飴を食べたり…という行動が一気に減りました。