二日目。
8時前にキャンプ場を出発。
少し東に向かい鳥取県に入り、8時15分くらいに三朝町の三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)入口の鳥居に到着。
「洗心のみち」? なんだそりゃ。
ちゃんと調べて来なかった私には、この時 意味がわかりませんでした。(後にわかる)
すぐ近くに、「不老長寿健康の水」というのがあったので、別に長生きしたいわけでもないが空のペットボトルに水を汲んでみた。飲んでみたら意外とぬるかった。
そこから15分くらい坂を登ったら三徳山三佛寺の駐車場に着いた。
登山靴も履いてきたし、帽子を被って いざっ。
入口の第一おいはぎ所受付案内所で400円を払い、拝観についての説明を受ける。
受付「投入堂まで行かれますか?」
私「はい」
受付「大変危険な道ですので、お一人で入山できない事はご存知だとは思うのですが…」
私「えっそうなんですか?」(全く知りませんでしたが…。)
受付「どなたかご一緒出来る方がいらっしゃるか、ちょっとお待ち下さい。」
(えぇぇ〜どゆこと?汗)
受付の横にいっぱい注意書きが書いてあるのに、入る時にはスルーしてしまっていた。(帰りに気づいて撮ったもの。↓)
警察署からも「入山届・下山届を必ず提出すること。」と。
〝参拝登山に適した服装〟
帽子・リュック・水分・軍手・登山に適した靴等々…アイテムは料金を払う際に軽くチェックされている。(登山受付事務所にて、わらじも販売)
〝人数〟
必ず二人以上。
〝時間〟
往復で1時間半〜2時間。
↓
受付の人も、「まず、そこを読め」って言ってくれたら良かったのに…。
何も知らないままボーっとしてたら、先に入ってた若い男性二人組が親切に声をかけて下さり、ご一緒することに。
男性「さっきバイクの所にいた人ですよね?僕らも広島から来たんですよ。」と。
おお、これも何かのご縁か。
しかし、男性達二人の地下足袋姿がヤル気満々を象徴していて、もしかして物凄く体力あるんじゃね?な若者だったので、すでに途中でリタイアする言い訳を階段を登りながら考え始めていました。
軍手も販売。
流れで本堂まで登ったが、すでに息がハァハァ言ってる私。
若者達は全く息が上がってない様子…やばい体力レベルに差がありすぎる…。
本堂横に再び案内板が。
登山手続き…
私は、ここで初めて所要時間に気づいた。汗
これは予定外の時間…どうしよう…
本堂の先の第二おいはぎ所登山受付事務所(ここで登山手続きを書く)で400円を払う時に、受付の人が「一人だけ途中で帰って来ることも出来ないので、その場合は三人一緒にここまで戻って来てください」と言われたので、それはさすがにマズイと思い、
「やっぱり私、ここでやめときます。」
とお断りし、若者を見送った。
せっかく親切に誘って下さったのだが、用意周到に地下足袋まで履いて来た若者の足を引っ張るのは申し訳ないので、おばさんはここで退散することにした。
一人なら時間をかけてでも登ったかもしれな…
いやいやいや、そもそも時間が無いんだったわ!
この後のスケジュール的に考えると、ここで登ったら大きく予定が狂い、体力的に帰宅するのも危ぶまれるわ。
しかし、つまんない〜。(T ^ T)
私だって何年も前から来てみたかった場所だったのに。(じゃあ、しっかり調べとけよ)
結局 私に出来たことは、本堂で手を合わせて、お守り買って、お地蔵さんの写真を撮ったくらい。
きゃわわ。
という訳で、どういう訳かと言うと、
ここは昔、山伏の修行の場だったわけです。
断崖絶壁に鎖場等の険しい道があり、「六根清浄」の気持ちで行者の自覚を持って参拝しなければならない所だったという訳です。
滑落事故の危険があるようなガチの登山道です。
なので、入山届と下山届で安否確認も必要なわけ。
どうりで、駐車場では本気の登山スタイルの人が多かったわけだ。
(もちろん本堂までなら普通の格好でも入れます。)
私は鎖場があるのは知ってたけど、そこまで険しいとは思ってなかったのです。
往復30分くらいで軽く拝観出来るものかと…。
全く何も消化も浄化も出来ないまま、遠くから指を加えて投入堂を眺めました。
地下足袋のお兄さん達、無事に行って帰れたかしら。
いつか再度チャレンジ!と考えたものの、一緒に行ける人がいないことに気づく。
三男と一緒じゃ余計に危ないし、おねーは山登りなんてしないし。
うーん、次回は体力と時間に余裕を持って車で来よう。で、受付でまた一緒に登ってくれる人を待つかな。
はい次、来た道を戻り南へ下ってまた岡山県に入ります。
勝山へ。
の前に…
ものすごく気になるスポットを素通りしてしまい、後悔。
存在は知ってた真賀温泉。
勝山まで行く313号にあったのですが、時間が気になったのでスルー。
スピードを落としながら見てましたが、真賀温泉も周辺集落も、かなりノスタルジックが漂ってるスポットでした。
もう相当古そうなので、無くなる前に見学しに行かないと。
三徳山から1時間半ほど走り、勝山 町並み保存地区へ。
ここも、良い感じの雰囲気だわ。
軒が低い建物がなぜか落ち着く景色だ。
カブでのんびりとことこ。止まっては写真をパシャパシャ。
と、ここで
タイミング良く?次男から突然電話がかかる。
次男「あ、かーさん?オレのバイクのスペア知らん?」
私「はぁ?…玄関のミッキーの缶カンの中にいろんなスペアキーを入れとるんじゃけど、そこに無い?ちょっと見てみんさい。」
次男「あー、わかったわー。」
一瞬で、非現実から現実に戻された気分だったわ。
なんだろうねぇ、昨日から三男・次男と。汗
はい次。
新見市に岡山グルメを食べに来ました。ちょうど12時ごろ到着。
って、あら?ここ来たことある。
確か、ベンガラの町並みに行った後の買い出しで寄った町だわ。
ていうか、この喫茶店があるショッピングプラザで買い出ししたんだったわ。
プラザの一角に、こんなお店があったのに気づかなかったなぁ。
「いんでいら」。昭和喫茶そのままだね。
プラザの中からだと、こんな昭和な食品サンプルのショーケースが。
パフェとお子様ランチがそそりますなぁ。
混んでたので5分くらい待ったら、一番良い席に♪
懐かしいシュガーポットだなぁ。
メニューも良い感じ。
たくさんメニューがあっていろいろ食べてみたいが、ここは「名物 えびめし」を。
えびめし&カニクリームコロッケのセット(830円税別)を注文。
昭和以来 見たことがなかった紙ナプキンを巻いたフォークやスプーンが並べられた。
きたきた、うまそ~
クリームコロッケって本当は苦手なんだけど、選んでみて良かった。
このクリームコロッケ、具のクリームを薄い卵の生地で巻いてあって、その上にパン粉をつけて揚げてある。
食べると、薄焼き卵の風味が香ばしくて、ひと味違ったクリームコロッケで美味しかったです。
レモンも添えてあったので、レモン汁でまた一層美味しくなりました。
あ、肝心のえびめしですが、見た目ほど味は濃くなく、カレーの様なウスターソースの様な味で美味しかったです。小エビが入ってました。
付け合わせのコールスローサラダも美味しかったです。
他のメニューも食べてみたいから、またいつか行かなくちゃね。
広島県に入り、13時半頃「道の駅 遊YOUさろん東城」で休憩。
旅の最後の〆でソフトクリームを食べる。
うん、やっぱり王道のミルク味だね。
ソフトクリーム食べてたら、隣の席のおチビちゃんが宇宙語で話し掛けに来てくれた。かわいすぎ♡
帰り道の途中、前から気になっていた三次市三若町の「郷の駅 川西」へ ついでに寄ってみた。
ファミマと小さな道の駅が一緒になった様なお店です。
野菜が安かったので、買い込んで帰りました。
今回、家には17時前に着きました。やっぱりこれくらいに帰るのがベストだね。
三男は多少寂しさを感じてくれてたのか(そう来なきゃな)、私が帰ると いろいろ話しが止まらない様子で側を離れなかった。
母ちゃんは雨の中をツーでキャンして疲れたさ。
もう秋までキャンツーはいいかな。たぶんな。